私は、最初家事按分と聞いてなんのことか、さっぱりわかりません
でした。
私のように自宅で仕事をしているような場合、生活費と事業用の費
用がいっしょになっている状態です。
例えば、水道代、電気代、あるいはインターネット回線代などです
が、これらの費用のうち一定範囲のものは、仕事をするために使用
していると、考えるようです。
自宅で使っている諸費用のうち、事業にかかった経費を合理的な基
準によって分けることを家事按分といいます。
家事按分するためには按分比率が必要になりますが、費目によって
割合が定められているわけではありません。
個人事業主自身で基準を定めることができます。
ただし、諸費用全体の何割が売上に貢献したかという明確な根拠が
必要になります。
家賃の場合は、毎月の家賃に対して仕事で使用している面積をもと
に割合を算出します。
例えば、自宅兼用の事務所であれば、事務所部分が50%というよう
割合を客観的に決めることになります。
私の場合、自宅兼用で仕事をしていますが、今は家賃を計上してい
ません。
今後、客観的な基準がみつかれば計上するかもわかりません。
電気やガス、水道代も同様に客観的な基準により経費を決めること
ができます。
通信費も同じです。
インターネット回線代、携帯電話料金、固定電話料金を経費に含め
ることができます。
私の場合、事業用の携帯電話を2回線利用しています。
個人用は別に使用していますので、個人用は、経費とすることはで
きません。
自動車は、多く使用するわけではありませんが、同様な基準で経費
としています。
いずれにしても客観的な基準が必要ですから、税務署に聞かれて場
合に説明ができるようにしておくことが重要です。
詳しくは、家事按分で勉強してください。