私は小さな企業、従業数10名程度ですが、に在籍していました。
結論から言えば、小さな企業ほどいろいろなチャレンジができます。
理由は、仕事量の変動が大きく、暇な時間が多いからです。
だいたい、小さな企業では、下請け仕事が多く元受の事情によって
仕事がまわってきます。
在籍していた企業は、面倒で手間がかかり費用を抑えるような仕事
ばかりきていたでしょうか。
電気工事業でしたから仕事がなければ、工事担当は、さっさと帰宅
しているような状況です。
営業担当も既存の元受ばかりまわりますから、なかなか仕事がまわ
ってきません。
いわゆる競争力がない、ということです。
こういうときこそ、総力戦で新規開拓をするチャンスです。
私は管理の仕事でしたが、もともと営業あがりですから、みなを集
めて、まずは利益構造、いわば自分の給料がどこからくるか、とい
うことを職人さんへレクチャーし、暇なときはすべての人間で営業
をやります、と宣言しました。
もちろん、私も営業します。
反対する人間もいますが、私と組んだ職人さんが新規の工事を獲得
してきて、実際に仕事をすることで納得しました。
そのうえ、これまで現地調査費用をもらっていませんでしたが、新
規の取引ではこの費用も頂戴し、利益も十分確保できる取引額でし
た。
一方、はじめて仕事をみた私は、職人さんの手際のよさに感動しま
した。
技術力がある、これはいけると。。。
小さな企業ほど現場です。
当然ですが、新たな取引先から継続して仕事依頼がきました。
小さな企業は、やろうと思えばなんでもできます。
先導していく人がいれば、あとは、自律的に動きだします。
小さな成功体験を積み上げることが一番ではないでしょうか。