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会計

銀行取引を前提に考えながら財務を強化する

銀行は中小企業が作成する決算書を信用していません。決算書の中で
唯一真実を現わしているのが預金です。銀行口座の入金と出金は、必
ず通帳に記帳され、第三者証明がとれるからです。

先ず預金残高を適切に保つ努力をすることです。普通預金口座の残高
は平均月商の三か月分程度を目安にしておくことでしょうか。もちろ
ん預金残高は変動するものですが、年商の三分の一から四分の一程度
を目安として考えておけばよいでしょう。銀行は、月末の残高をチェ
ックしていますから毎月末の平均残高(平残)は管理しておくほうが
よいのです。

銀行が安心して貸付をおこなってくれる会社は、無事に貸付が回収で
きるという企業にほかなりません。預金残高が少ない企業があれば、
貸付おこなった銀行は毎月不安が生じているはずです。銀行が常に回
収できる預金残高を維持できていれば、さらに次の貸付も順調にいく
ものです。

小さな企業のうちから銀行取引の基本を忠実に実行しておけば、たと
え借入が必要なくとも自社の財務強化につながります。

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