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決算

なぜ、公認会計士の方に顧問になってもらっているのか

企業を取り巻く会計には、税務会計、財務会計、管理会計とありま
すが、多くの中小企業では税務会計が中心ではないでしょうか。そ
の理由は、多くの中小企業経営者が納税額を抑えたいと、考えてい
るからです。節税ベースで経理処理をおこなうと、どうしても経営
実態と乖離していきます。

税務会計は、税金計算をする目的でおこなうものですから、経費計
上のやり方によっては利益が正しく計算されないことがあります。
いわゆる税務署から指摘されない範囲で納税額を抑えるような経理
処理をしてしまいます。

一方、財務会計は、企業会計原則など会計処理の基準に従って作成
されるので企業の利益が正しく計算されます。もちろん、むずかし
い判断が求められるケースはあるのですが、中小企業ほど効果的な
会計処理ができます。

大手企業に限らず中小企業でも正しい利益を確定させておくことが
企業成長の要になるからです。この点から可能限り、公認会計士
資格をもっておられる方に顧問になっていただくことを推奨いたし
ます。
もちろん、税理士の方でもこの点をよく理解されている税理士さん
がおられますから、先ず経営者が節税ベースの経営から、企業の正
しい利益を確保するために、経営思考を「税金から利益」へ転換し
ていくことが求められているのではないでしょうか。

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