事業規模が拡大してくれば、当然、組織を維持していくためのメ
ンバーの交代が必要です。とくに、創業からいっしょにやってき
たメンバーにはつらい時代が訪れます。理由は、組織を運営して
いくレベルが格段に変化していくからです。
私は創業メンバーではありませんでしたが、在籍していた企業の
社員数が3000人超える規模へ成長したこと、自らが経験した
ことがない業種が拡大したことで退職を決意しました。創業者の
多くは創業メンバーを大切にしています。それでも徐々にですが、
メンバーは入れ替わっていきます。その企業は、人を得て順調に
成長しています。メンバーも当時とは大幅に変わりました。
事業が拡大し、企業が成長するということは、そこに必要な人材
もまた変わるということかもわかりません。企業に残るか、別の
道を歩むかは自分で決断する以外にありません。あるいは自ら学
んで組織が求めるレベルに対応する能力をつけるかどうかです。
人生には、多くの岐路と選択があります。その岐路でどのような
選択をするか、ということが人生の面白さです。
岐路は危機でもありますが、危機には、機会(チャンス)と危険
(リスク)があります。リスクばかりに目を奪われることなく、
チャンスにも目を向けることが大切ではないでしょうか。
私は、元来、あまり悲観的にならない体質のようですが。。。