中小企業で資金繰り表を作成するのはかなりやっかいです。理由
は、発生主義会計だからです。現金主義だと簡単なのですが。。。
発生主義会計では、売上は簡単に把握できますが、入金にはいろ
いろな条件(取引条件ですが)、があり取引先別に入金予定表が
必要です。
中小企業が利用する会計ソフトには、資金繰り機能がないことが
ほとんどでしょうか。中小企業に限れば、資金繰りの作業は、あ
くまで人がやらなくてはならない場合が多いと思います。中小企
業では、だいたいExcel で資金繰り表を作成しています。
私のようなめんどくさがりやは、これが大の苦手です。私の場合、
すぐにデータベース化できる仕事は積極的にデータベース化する
ことにしています。資金繰りに特化したソフトは、クラウドが多
いようですが、利用額が高いものから比較的安いものまでありま
す。それぞれの企業に合ったタイプを利用すればよいでしょう。
事業規模を拡大するのであれば、Excel 型の仕事からデータベー
ス型(システム化)へ転換しておくことです。
経営者は常に時間が足りません。必要なタイミングで求める情報
が、担当者や責任者以外、社長でも簡単に対応できるようにシス
テム化しておくことが求められます。これができないと、企業は
成長していきません。