私がインボイス制度を登録した理由は非常に簡単です。取引
先との仕事の関係で必要だ、と考えたからです。そもそも、
免税事業者ということが消費税の制度上問題があると思われ
ます。
消費者の立場からすれば、毎日の買い物において消費税を支
払っていますから、その消費税の一部が利益になっているこ
と自体が不自然ではないでしょうか。
課税当局は、インボイス制度に関して言えば、本腰で対応し
てくると考えています。このような制度は、はやめに対応し
ておくことが肝要でしょう。各社の会計システムも速やかに
インボイス制度へ対応しています。はじめからインボイス制
度に登録しておけば、無理なく事業の継続が可能です。
余程、付加価値が高い仕事をしている個人事業主でもない限
り課税事業者との取引では適格請求書発行事業者への登録は
必須だと思われます。そのうえで、簡易課税制度を選択する
など小規模事業者への優遇措置があります。また、国際的な
課税環境の中でインボイス制度を導入していないのは、日本
くらいでしょうか。一消費者の立場からみれば、至極当然な
制度です。
インボイス制度に関して言えば、ごね得はないのではないで
しょうか。
はやめの対応こそが、事業を守るということになりそうです。
とくに個人事業主やフリーランスでは、登録の有無が次の仕
事を獲得できるかどうかの分かれ目になるのかもわかりませ
ん。
資料:弥生株式会社
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