銀行へ融資をお願いすれば、必ず資料の提供が必要になりま
す。先ずは、3期分の決算書です。そのほかに試算表、資金
繰り表、経営計画書、借入金一覧表などでしょうか。銀行が
各種資料を要求する前提は、融資に際してできるだけ情報を
確認したうえで融資がおこなえるように稟議書を作成するた
めのようです。
細かく記載すれば、次のようなものが必要でしょう。
①経営方針説明書(経営計画書)
②商業登記簿謄本(登記事項証明書)
③資金使途資料
④決算書(損益計算書・貸借対照表など)
⑤試算表
⑥資金繰り表
⑦銀行取引一覧表(銀行取引明細表)
⑧納税証明書
⑨借入申込書
⑩印鑑証明
⑪その他の書類(会社案内・株主名簿など)
はじめて融資を受ける場合などは、結構大変ですから、はや
いうちから準備しておくことが大切です。とくに中小企業の
場合、経営計画書を作っていないケースが結構ありますが、
借入直前になって慌てて作成しないよう年度ごとに対応でき
るよう少しづつ準備を踏んでおくことです。
また、経営者として自らのビジネスについてきちんと語らな
くてはなりません。常日頃からビジネス展開について人、金、
物、情報についてよく検討しておくことが前提となります。
お金は、ビジネスを展開するためのひとつの要素でしかあり
ません。お金があればなんとかなる、と思っている経営者ほ
どなんともなりません。