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リスク管理

リスクを管理するのは企業だけではありません

リスク管理するのは、企業だけと思っていませんか。決
してそうではありません。家庭内でもリスク管理は必要です。
とくに子供たちが社会人となり家を出たような場合、夫、妻
ともに双方が抱えるリスク、この場合、多くは病気などにな
りますが、よくリスクを管理することが求められます。
管理というと大げさですが、それぞれの体調などをよくみて
おくことが大切です。

私のように自分のリスクを把握すると、すぐに病院へ行くタ
イプと、自分ではおかしいと思いながら、なかなか病院へ行
きたがらないタイプの人がいます。後者には注意が必要です。
私は、妻に気になる症状があれば、本人へ伝えますが、後者
のタイプで病院へはいきたがりません。このような場合、二
人の息子を巻き込んで対応していきます。

次男は、夜、寝ているときの状態がわかる録画をみないと、
なんとも言えないなどと、どこかの経営者と同じようなこと
を言います。工場の爆発事故などでは、経営者は事故が
発生するような状況があれば、エビデンスを要求するのと同
じでしょうか。従業員は、音などの不自然さからプラントの
危険を察知して報告をあげてきます。そして経営者の不作為
により重大事故が発生することがあります。
家庭生活でも同じです。見えないリスクに対して、どのよう
に対応するかが重要です。私は、先ず専門書を3冊程度読ん
で妻の病気と思われる状況を把握することにしています。現
状がどのような状態なのか、とりあえず自分で学び、今後の
対応を判断するためです。このように大枠で病状らしきもの
を把握し、息子たちに報告します。

一番問題なのは、このような状態を放置しておくことです。
工場のプラントではありませんが、場合によっては、事態(
病気の症状によっては)が急変することがあります。息子た
ちに報告しておかなければ、このようなとき、本人たちは呆
然自失となるでしょう。また、責められるのは、私自身です
が、すでに手遅れとなり、どうしようもない状態となってい
ることも想定されます。その後、残った家族でもめることは
必定でしょうか。

私は、常に最小のコスト、いわゆる病院で先生にみてもらい、
さらに検査をして現状把握することに努めます。工場の事故
でも同じです。このようなケースでも従業員の言葉に耳を貸
し、ハッキリしないが、エビデンスがない場合でも最小限の
対応、プラントの当該箇所と思われる部分の検査と診断をし
ておくことが、経営者の責任ではないでしょうか。
家庭と企業では、まったく同じ状況ではありませんが、家族
というチームで、どのようにリスクを管理するか、という点
では、私は企業も家族も同じだ、と考えています。

なかなか理解しない息子たちに、どこかの経営者のように傍
観しないでください、とプラントの爆発事故の例を出して言
いました。それでやっと動いてくれるようになります。むし
ろ、リスク管理に関して、私の本気度が試されているのです。
企業でも家庭においてもリスクを管理することは、人間の本
気度が試される重要な機会ではないでしょうか。ことさら、
会社生活と家庭生活を分けて考える必要などありません。理
由は、リスク管理は、どちらも人間の感性が試されることが
前提であり、しかも蓋然性が、その本質となっているからで
す。

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