中小企業が不正や倒産にいたるプロセスはシンプルな構図に
なっているようです。
私が経験したなかでは、不正とまではいっていませんでした
が、経営者がパワハラ体質のため、開発がうまくいかかった
ケースでした。
当然、経営者の圧力が強ければ、強いほど、部下は経営者に
追随するような成果を、いわばウソで固めていきます。
実態は、目標とした開発などうまくいっていませんでした。
多くの技術職は、わかっていたようですが。。。
不正ではありませんが、経営者が高圧的なマネジメントをお
こなうことで、本来であれば、開発できない内容だったと思
われますが、開発できるかのように、無駄な事業を引っ張り、
企業を倒産させました。
このようなケースは、中小企業によくあるパータンのひとつ
です。
経営者本人のマネジメント能力の欠如や事業を理解したり、
開発部門の実態を把握できるだけの知識や経験不足が致命的
な問題の本質でした。
大手企業では、内部監査機能や社外取締役のチェック機能が
働けば、問題を回避できますが、中小企業の場合、残念です
が創業経営者の経営能力やマネジメント能力に依存している
ため、不正が発生するプロセスや無謀な事業展開などは、シ
ンプルな構図になります。