企業経営に限らず、人生でも同じですが、選択肢が増えるこ
とは楽しみも増えるものです。
私に限らず、人間というのは、自由が好きな生き物です。
自由なことは、選択肢が多いとも言い換えることもできるで
しょう。
経営では、ストレスが少なくなりそうです。
逆に、選択肢が少ないというのは、経営では失敗する可能性
が高くなったりします。
選択できる事業が10ある経営判断と、選択肢が一つしかな
い経営判断では、前者のほうが事業を成長させる可能性が高
くなります。
お金を持っておくことは、選択肢を増やすことが可能となり、
万が一間違った判断をした場合でも、次に進む余力をもつこ
とになります。
このような対応をしながら経営のリスクを低くしていくこと
になります。
私が在籍していた企業では、資金が潤沢でしたから、多くの
事業の選択をしながら、次の成長の芽を育てていました。
あるいはM&Aで他社を買収していましたが、まさに豊富な
自己資金がものを言ってました。
人生も同じで、サラリーマンとして生きるのであれば選択肢
の幅は限られてしまいますが、逆に起業やフリーランスの自
営業として働けば、いろいろな選択肢を増やすことができま
す。
この選択肢を増やすことができた人は、事業を拡大していく
チャンスも広がります。
もちろん、相応なリスクが存在しますが、選択肢が増えるこ
とで自由度は上がっていきます。
私は、サラリーマンでも自由度をもっておくべきだ、と考え
ています。
他社で仕事ができるスキルをもつことは、選択肢を増やすた
め戦術でしょうか。
そのような選択肢を多くもっている人の人生は、豊かになる
のではないでしょうか。
自由度と選択肢をどのようにもっておくかというバランスが
大切です。それこそが人が自分でみつけていく努力をすべき
ところではないでしょうか。
その努力の差が人生の違いとなってくるからです。
企業も、まった同じではないでしょうか。
ただし、サラリーマンは自分のスキルが資産ですが、企業は
特許や抜き出た製品やサービスでももっていない限り、資金
の量が多ければ、必ず多くの選択肢をもつことができること
でしょう。