消費者金融や商工ローンから融資を受けていると銀行の
融資審査に通りにくいと言われています。
商工ローンは企業の経営者を対象に貸付を行う事業ですが、
金利は銀行で融資を受けるのに比べてはるかに高いです。商
工ローンを利用すれば担保が無い場合でも借入れができるこ
ともありますが、銀行と比べて融資が決定するまでの時間が
はやいのが特徴でしょうか。
昔は、高金利や激しい取立てに関する問題が発生していたの
も事実です。

ノンバンクは、法律で定められた銀行などの金融機関以外で
貸金業務を営む金融関連会社を総称してノンバンクといいま
す。サラ金、カード会社、リース会社などがあります。

このような高金利のところから借入をしている場合は、先ず
資金繰りに困っているという印象を銀行に与えるでしょう。
商工ローンや消費者金融からの借入があることが銀行にわか
れば、銀行から融資を受けることが困難になると思われます。
このような企業から借入をしていることが銀行にわからなけ
ればいいのではないかという考え方がありますが、あまり好
ましくはないでしょう。それでも状況によってはどうしても
必要になる場合があります。
私が経験した企業（上場）では、資金繰りに窮して、商工ロ
ーンから借り入れをして、一息ついていました。
最終的には、事業売却となりましたが、銀行融資ができない
状況下で、経営者は必死でした。

銀行に知られる理由としては、消費者金融や商工ローンから
の借入について、経営者が銀行の担当者に話してしまう、決
算書に商工ローンからの融資の事実が記載されている、信用
情報機関に消費者金融や商工ローンから融資を受けているこ
とが登録されていることなどがあります。

銀行に消費者金融や商工ローンからの借入の事実が知られな
いようにするためには、経営者が気をつけて話さないようす
る、決算書に記載していなければ良いでしょう、日本政策金
融公庫や信用保証協会は、信用情報をチェックすることは少
ないと言われています。
また銀行のプロパー融資を受ける場合もチェックしないこと
があると聞きました。
ただし、銀行のビジネスローンを申し込む場合には、信用情
報は必ずチェックされることになります。
商工ローンや消費者金融からの借入は利用しないに越したこ
とはないのですが、利用するなら短期間に限り、素早く返済
することができる場合に利用することです。