法人成りとは、個人事業主が事業の成長に伴い、株式会
社などの法人を作って事業を行うようにすることです。融資
を受けるようであれば、法人成りしておくほうが有利になり
ます。
ただし、融資を受けるためだけに、融資の直前に法人成りを
目指すのではなく、「将来、事業の拡大などで融資を受けて
いきたいと考える状況」がわかった時点から計画的に法人成
りを進めておくほうがよいでしょう。
法人であれば必ず有利に融資を受けられるということではあ
りませんが、融資には「業歴」も重要視されます。業歴が長
いほうが銀行からの信用度は高くなります。
法人には、株式会社、合同会社、合資会社、合名会社、 NPO、
社団法人、財団法人など様々なものがあります。この中で一
般的で融資の審査で有利だといわれているのは「株式会社」
です。
法人成りには、法人をつくるのが、面倒で結構大変でしょう
か、また法人設立費用がかかってしまうこと、さらに決算書
の作成が必要となり手間がかかるなどでしょう。
しかし、こういった点だけで、個人事業主でいようとする場
合、その姿勢は、後からつけが回ってくることになります。
事業が順調に拡大していった場合など、融資を受けたいと思
ったときに受けられないことがあったりします。
めんどくさい、あるいは嫌な仕事は先延ばしにしてしまう、
という姿勢は、事業おこなっていけば、あらゆるところで噴
出してくるもので、仕事が順調に進まなくなる原因のひとつ
でもあります。
事業に本気で立ち向かい事業が拡大基調であれば、法人成り
を検討して、将来的な融資などに備えておくことが重要です。
法人成りを知らなかった私が言うのも変なのですが。。。