昨日掲載した図2は、QMDEIのフローチャートであるが、全体
的な流れを表している。実務では、実行レベルを繰り返しなが
ら仕事の精度を上げていくことになる。
図3は、実行レベルにおける具体的な作業手順の流れを表してい
る。
図4は、QMDEIを実行する際の具体的手法の関係を表している。
図5は、課題から未然防止にいたる流れを表している。
図6は、原因分析における「狙い」と「手順」について書いて
いる。
ここにおいて”なぜなぜ5回”という言葉が出てくる。
真の原因に到達するまでは、経験則からして、5回程度、問題
項目や課題となる項目を深堀する必要があると考えている。
勿論、1回や2回程度で真の原因にたどり着く項目もあるだろう
が、よりむずかしい問題や課題に直面したとき”なぜなぜ5回”
が真価を発揮することになる。
教訓化から未然防止へ発展展開できるようになると組織機能は
格段に成長する。
長くなったが、「なぜを繰り返す」のは、思考の拡大と真の課
題の発見、さらに、それに基づく本質的な可能性へ挑戦し、経
営戦術レベルの実行能力を高めることになる。
大手企業というところは、いろいろなこと努力しています。そ
の意味では努力の塊です。
このようなことを学びながら、是非、中小企業から脱皮しても
らいたい、と思います。