ある人が、 ベンチャー企業にはノリのいい軽い雰囲気が必要
であり、真剣さと笑いを共存させ、真剣さは集中力と笑いの
息抜きがあってこそ、真剣度を高めることが可能だ。
また、笑いがあれば心の充足感は保たれるし、平均的な4歳
児は1日300回笑うい、平均的な大人は1日15回しか笑
わないそうだ。
笑い顔がある家庭はいい家庭である。企業も同じである。所
詮、人が中心だからだ。
人間が生きていく上での真理は普遍だろう。
なんだか暗い雰囲気のする会社があったりするが、面接でこ
のような会社に出会ったならば、早々にお断りするようにし
ていた。
生物としての人間がもつ機能は、生きていく本来的な機能を
有していると思っているので、この点、自分の感性をいつも
信じている。
このなん十年かは低成長のためか、笑い顔の少ない社会にな
ったとも思う。笑い顔がないから低成長になったのか、低成
長だから笑い顔が少なくなったのかはわからないが、少なく
ともどのような環境にあろうとも人間が本来もっている“笑顔”
の効果をもっと理解してもよいと思う。
マネジメントとは、所詮、人間関係論だ。
“笑顔”が絶えない企業が発展するのは、ビジネスを通した良
き人間関係がその企業の中にあるからだ。
私の生き方の基本は、”遊び心と楽しさ”だ。これがなくては、
人生もあり得ない。
どんな苦境であっても、感情をコントロールできる唯一の動
物として、私は、常に笑いの絶えない人間でありたいと生き
てきた。