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経営者

経営者として成長できるのはどんな人だろう

素直な経営者には、なかなかお目にかかれない。だいたい経
営者は我が強いというのが相場だ。
その上、これまでのビジネスでなんらかの成功体験をもって
いる経営者は絶対的な自分をもっているように思う。しかも
それがそのまま表面にでてきてしまう。

多くの成功した企業、特に世界的な企業に成長させた経営者
には謙虚な人が多いようだ。ソニーの井深さんや盛田さんも
その中に入るだろう。本などでは、松下幸之助さんなどがそ
のようだ。
「素直な人が経営者として成長できる」というのは本当だろ
う。しかし現実は、悪い例のほうに多く出くわす。先ず、す
べてを疑ってかかる、そして自分の我を通す。
よってこのような経営者には、社内外の生きた情報が集まら
なくなる。

起業するまえに経営者が、在籍した企業においてどのような
地位にあろうとも、現実にベンチャー経営者に就任した以上、
スタートの第一歩は、まさに素直さだ、と思う。
他方、投資するベンチャーキャピタルなどは、経営者の我を
自信だ、と認識しているきらいがあった。

ベンチャーキャピタルは、概してこのようなタイプのところ
へ出資してしまう。
素直で真面目な経営者は、どこかひ弱なイメージをもたれて
しまうようだ。だが、事業を長期的に成功させるのは、間違
いなくひ弱かもしれないが、屈強なタイプもいたが、それで
も真面目で素直な人間だった。

反対に失敗している経営者は、自分の我を押し通すタイプだ。
窮地に立たされたとき、このタイプには、利害関係者の多く
が手を差し伸べることはない。

素直でない経営者は、必要以上に我をとおし、不必要に疑って
かかり持論に対する反論には、社内外を問わず強硬に抗弁する。
経営とは、事実と正対する素直さが不可欠であり、周りからの
支援も素直な人ほど多く得られていた。

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