新たな製品やサービスが当たるかどうかは、どんな企業でも
トライアンドエラーを繰り返すことしかない。
そのために市場とコミュニケーションをとり続けるのだ。
だからこそ、権限を委譲した責任者が最速でトライアンドエ
ラーを繰り返しおこなえる企業が競争優位となる。
正解を探すのがビジネスではない、結果を出すためにトライ
する。トライの中に成功という事実が生まれるだけだ。
成功者が語るコメントは、その一部でしかない。そこに答え
などない。
ビジネスは、常にやるかやらないかの選択があるだけだ。儲
かっていれば続ければよい。儲からなくなれば、やめるだけ
だ。だが、やめたとき儲かる製品やサービスがなければ、事
業も終了だ。そうならないために、儲かっている間に、次の
製品やサービスをみつけておくのだ。
このことを継続してやれる企業が勝つ。シンプルだ。常に、
儲かっているときが、次を切り開くチャンスだ。
儲けに浮かれているから、事業が発展しない。成長する企業
の経営者は、この点に真面目にグリッドしている。
社員を人間として活用する。それが信頼しているようにみえ
るだけであり、権限委譲と挑戦に妥協がない。
経営者も厳しい姿勢でビジネスに臨んでいるが、社員も同様
の姿勢でトライアンドエラーを繰り返していた。
ベンチャー企業は、儲けがないなかでトライアンドエラーを
やらなければならないから、さらに厳しい。
成功の確率が低くなる理由だ。