借入をするためには、スポーツではありませんが、準備運動
が必要です。準備運動は、簡単な動作や無理ながない範囲で
おこなうものです。
借入も同じです。
先ず、準備運動ですから、取引実績がない銀行からはじめま
す。だいたい断られることが多いからです。
ですが、融資を断れるまでに担当者とやりとりすることも多
くあります。書類を提出したり、融資にあたってやるべきこ
との基本が学べます。
新規の取引であれば、ダメで元々です。運よくうまくいけば
取引をすればよいだけです。
当然、複数の銀行とやりとりすればするほど、借入に関する
ノウハウがついてきます。また、各銀行からの評価がわかる
ようになってきます。交渉でいわれたことをベースに商売へ
いかせることにもつながります。さらにどの銀行とつきあっ
ていくとメリットがあるかなど、よく理解できるようになる
でしょう。
銀行へ交渉へいったときは、必ず最初に御行へ伺いました、
といっておくことも大切です。
信用保証協会付融資の場合は、どの銀行から問い合わせがあ
ったかはわかりますが、プロパー融資の場合はわかりません。
複数の銀行から融資がおりるようであれば、一行を除き、お
断りすればよいだけです。それでも融資をしたいと言われた
ら、借入をしておけばよいだけです。
プロパー融資は、簡単にできませんから、銀行がプロパー融
資を言ってくればチャンスです。
企業の成長ステージにおいてプロパー融資をおこなってくれ
る銀行は重要です。
理由は、次回にします。