最近、企業の働き方改革により副業をする方が増えてきました。
どうもその本質は、自分自身で稼げという意味もあるように思
えますが、若い人たちは、副業をはじめているケースをしばし
ば目にします。
業種は様々でしょうか。
少なくともこれまでよりも働き方の幅を広げて仕事をおこなっ
ているように思われます。

さらに副業が順調に進んでくれば、勤め先を退職して起業する
ケースもあるように聞きます。
さてその場合、個人事業主として仕事をしていくべきか、それ
とも法人を作り会社として事業を経営していくべきなのか、ど
ちらを選択していくのがよいか、という問題が発生します。
結論から言えば、新しく事業を立ち上げる場合は、個人事業主
として起業するほうがよい、と私は考えています。

収益が安定していない場合や事業の先行きがどうなるかわから
ない場合は、まずは個人事業主として事業の進捗をみながら事
業を進めていくことが必要だと考えています。
また、法人はいつでも設立が可能です。焦る必要はありません。

もっとも、事業の見通しがしっかりと立っており、社員を採用
して事業をおこない収益の確保がある程度できるようであれば、
会社（法人）として事業を経営していくほうが信用力や税金面
での恩恵が大きく、個人事業主ではなく最初から法人を設立す
るほうがよいと思います。

私は、個人事業主を選択していますが、仕事をしていくうえで
とくに問題はありません。
むしろ個人、いわゆる社員を雇用したりせず事業をしています
ので個人事業主として事業を進めることを選択しています。
課税事業者を選択していますから、法人との取引にも問題はあ
りません。
また、青色申告を選択していますので、税制上のメリットがあ
ります。

若い人でひとりで起業する場合は、事業をはじめるのが簡単な
個人事業主として事業をはじめることをお勧めします。