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経営

利益が出ていることと儲かっていることは違う

企業の存在理由は、突き詰めれば儲かるためです。だが、儲か
れば必ず税金がかかる。
日本では、企業が儲けた利益に約30%の税金がかかる。
企業は儲かると、どうしても税金を納めるのが嫌になることが
多い。企業がではない、経営者はそのように考えている。

人間には、税金を納めたくないために、企業が儲けた利益を黒
字から赤字にかえたくなる衝動が生まれるのだろう。
もっとも、儲けた分を社員へ還元してくれたらありがたいのだ
が、極めて少数の企業以外、このような大盤振る舞いしてくれ
る経営者はいない。

だが、赤字化の欲望は膨らむ。とくに経営者を中心に同族経営
をしている企業では、役員の報酬を引き上げることで黒字化を
逃れることがある。しかも合法だ。

日本の中小企業は赤字ばかりだと報道されることも多いの
ですが、実は、このような実態があり、一概に赤字ばかりでは
ない。
しかし、赤字にすれば借入の問題もでてくる。企業をまっとう
に成長させたい経営者であれば、やはり正しい会計処理に基づ
き決算された数字が黒字であれば、しっかりと税金を支払って
経営をおこなうべきです。

会計処理をきちんとやれない企業が大きく成長していくことは
ないからです。それが嫌なら、所詮、赤字化に励む同族経営を
やっておけばよいだけです。このような企業は、たくさんある
でしょう。
私どもが考えている経営のサポートは、あくまで正しい会計処
理が前提になっています。
だから、すべての企業が着実に成長しています。

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