税務署からみると急に儲かっている会社ほど脱税をするら
しいのです。
私が在籍していた会社でも税務調査された会社はありましたが
脱税をするようなことはありませんでした。このような事実は、
にわかに信じがたいのですが、どうも急に儲かってくると、そ
のような誘惑にかられてくるのでしょうか。
普通は、急に儲かった会社は、それなりに節税対策をしている
のではないか、と私は考えていました。
実態は、急に儲かった会社ほど、あまり節税対策を施していな
いようです。
会社の経理は、一般的には将来をそれほど考えて経理処理をし
ているわけではありません。ひたすら日々の記帳をおこなって
いることで精いっぱいです。
税務署は、売上が急増しているのに利益が出ていない、という
会社は、税務調査の格好のターゲツトとなっていくようです。
この手の会社は、急に儲かって税金を納めたくないために、無
理に税金を安くする操作を (簡単に言えば脱税 )するとさ
れています。
あるサービスが当たったのだが、原価が非常に安くなっていれ
ば、サービスの売上が急増して膨大な利益を稼ぐことができま
す。サービスの売上が急増していても、原価がかかれば利益は
ほとんど上がりませんし、税金の納付額も少なくなります。
このような会社は、経費を水増しして利益を圧縮している可能
性が高く、その操作によって売上が増加していても、利益は出
ていないようにしています。
だいたい架空の仕入れを計上するなどして、利益を少なく見せ
かけています。
このような単純な脱税は、すぐに発覚し、多額の追徴課税させ
られるだけです。
経営者は、うまくやったと思っているようですが、税務署は売
上が急増して利益がでていない会社を必ず調査します。
このような経営は、はじめからやめておくことです。