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中小企業

下請け企業は取引先のシェアが大切だ

中小企業の場合、その多くは大手企業の下請けで仕事をし
ていることが多いものです。
私が在籍していたある中小企業では、下請け仕事でも最悪
な取引ばかりやらされていました。利益がでないばかりか、緊
急で、しかも責任を取らされる仕事でした。能力が高い社員を
有しているのですが、経営者が無能でした。一攫千金の夢ばか
りみているのです。

このような経営者に頼っていては、会社は傾きます。この取引
先の売上シェアがどれくらいあるのか確認してみると、10%
以下でした。そのような企業との取引は、取引をやめる覚悟で
対応させることにしました。
もちろん、私が在籍していた企業が提出する見積額以下での受
注をやめてもらいました。

しばらく、その取引先からの発注はありませんでしたが、半年
後、緊急対応の依頼がありましたが、見積書を提出し、自社で
提出した額であれば対応することにしました。
取引先もよほど困っていたのでしょう。仕事が復活しました。
この企業と取引が途絶えたあとは、新規取引先をみつけだし、
売上を確保することができていました。

取引先の売上高のシェアが低ければ、思い切った対応をとって
いくべきです。中小企業では、このような判断業務ができる人
が少なく、惰性で仕事をおこなっているケースがあります。
中小企業には、このようなケースの仕事が結構あるのですが、
赤字を垂れ流す取引を見直して、企業が黒字になる取引をみつ
け出さなければなりません。

企業規模が小さいほど、小回りが効くのです。先導役に良い人
材をいれていかなければなりませんが、中小企業では、ここで
も経営者が壁になっていることを自覚してほしいものです。

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