交際費の計上もなかなかやっかいなものがあります。決算書を
見て、交際費が多い企業を優先的に税務調査される場合もある
からです。ゴルフ代を接待交際費に計上するケースは多くあり
ます。ゴルフは遊びの要素の場合もあり、取引に関係するケー
スもあります。
単に社長がゴルフ好きということもありますが、遊びの延長で
あるゴルフ代は限りなく趣味の費用でしょう。仮に趣味でやっ
たとしても、取引先の人と一緒にゴルフをやることが仕事につ
ながることもあります。友人とゴルフをしても、友人から思わ
ぬ仕事をもらったりすることもあるでしょう。
遊びのゴルフだから交際費に計上できないということはありま
せん。
ゴルフ代に限っていえば、年収1千万円の経営者が年間数百万
円もゴルフ代を計上していれば社会通念上おかしいといわれる
かもわかりません。裁判にでもなれば、この点はより明白にな
ります。
グレーゾーンとは、そもそもそのようなものです。裁判で勝て
る自身があれば好きなだけゴルフ代を交際費として計上してお
くことです。
白黒は裁判で決着をつけることになります。それが社会通念と
しての判断基準です。
ゴルフばかりしても、相応な利益を上げていれば問題ないでし
ょうが、利益も少なくゴルフばかりでは、その前に銀行から融
資を打ち切られるが必然でしょうか。