企業会計は、産業や経済社会の発展とともに、その機能を拡大
してきましたが、制度化と組織化は企業によって大きな違いが
あります。シンプルな意味で経理とは、主に会計情報の作成を
担う部門です。
会計の情報は、社内や社外の利害関係者の意思決定をおこなう
ための情報として必須なものとなっています。
経理部門は、会社の規模や経営方針、あるいは業種などにより
業務範囲は様々ですが、どのような会社であっても経理部門に
共通するのは、企業が利益を獲得して発展していくためには、
経理をベースとした経営管理が必要だということです。
大手企業では「経理部」と「財務部」を設けて、機能を分けて
いる会社がありますが、この場合、内部統制機能に特化して経
営管理機能を経理部門が担当し、財務部は増資や借入など事業
活動に必要な資金調達と調達した資金運用を総合的に検討する
機能を担っている場合もあるようです。あるいは、財務につい
ては、中小企業の場合、経理部門の機能に含まれており、通常
は資金管理も経理部門のなかで機能しています。
中小企業では、一般的な経理を経理部門が担い、経営者が財務
を担当していることがあります。
資金調達と資金運用は、だいたい経営者の頭のなかにあります。
この場合、経理担当者の仕事は、資金調達の手続き書類を作成
することがメインになっていました。
資金調達を担当者が担う経営規模は、かなり事業は成長発展し
た段階になってからです。