管理システムも図にすれば簡単にみえますが、実際に運用し
ていくための制度構築は、かなりの労力がいる作業になりま
す。管理システムを構築しても、さらに運用レベルまでもっ
ていくためには、普段の努力は並大抵ではありません。

とくに上場企業では、管理システムを構築して、しかもはや
い意思決定をしていくためには、管理システムが実務レベル
で確実に運用されていました。
一部の上場企業では、管理システムによってすばやい意思決
定をおこなうことができず、そのうえコンプライアンス違反
をおこなうという愚を犯しています。

経営者は、管理システムの構築と同時に、実務でどのように
運用すれば、はやい意思決定をおこなうことができるのか、
常に実践で学び体得しておく必要があります。それができる
経営者の存在があって、はじめて企業の成長ための適正な管
理システムの構築ができたということになります。