人材マネジメントは、アメリカにおける「Human Resource M
anagement (HRM)」を日本語訳したものです。アメリカでは、
日米貿易摩擦などで経済力を失いつつあった時代、アメリカは
「人に対するマネジメントを変えなければならない」という危
機感を持っており、当時主流の労務管理(Personnel Managem
ent)から新しい人材マネジメント(HRM)へ転換させました。
その大きな違いは、人を代替可能な「コスト」ではなく投資す
べき対象の「資産」と考えたことでした。文字どおり Human
(人)をResource (投資する対象)としてマネジメントする
ようにしました。
Human Resourceの直訳は「人的資源」であり、あまり日常的
に使われませんが、しばしば「人材」と訳されます。人材とは
元は「人才」と書きましたが、才能のある人、あるいは役に立
つ人、さらに有能な人物を意味しています。
近年、「材」は「財」に変えて「人財」という表現がみられま
すが、人を「財産として大切にする」という企業の意志を感じ
ます。
今では、人材マネジメントは「人的資本経営」として、人材を
「資本」と捉え、その価値を最大限に引き出すことが企業価値
を高めるために必要な経営手法として導入されています。
いずれにしても「人」の価値を改めてみていく時代になってい
ます。
経営者には、人口減少社会へ移行していくからこそ、今日的な
課題の解決には、「人の価値」を再度捉え直して、人のをどの
ようにして成長させていくか、そして活躍させていくかが問わ
れています。