日本でも雇用形態に変化の兆しがみえてきました。『富士通は、
2026年度の新卒採用から、年度ごとに卒業予定の学生を一斉
に採用する「新卒一括採用」のしくみをやめると発表した。新
卒や中途採用など採用の枠組みに関係なく通年採用を導入する。
年度ごとの新卒採用人数の計画もつくらない。事業や働き方の
多様化に伴い、新卒でも職種別に採用するなど新たな採用のし
くみが広がりつつあるが、大企業での新卒一括採用の廃止は珍
しいとみられる。
新卒や既卒者、転職希望者などの募集形態に関係なく、職種ご
とに必要な人数を通年で募集する。総合職や一般職といった採
用区分もなくし、一律の初任給も廃止する。若手でも能力があ
ればレベルの高い仕事に就いて、高い給与を得ることができる
ようにすることで、即戦力の人材や向上心の高い人材を引きつ
けたいという。多くの新卒入社者は年収約550万円から700万円
程度となる見込みだが、仕事の水準によっては1千万円も可能と
いう』と朝日新聞が3月7日に報じていました。
これまで大手企業を中心に日本型雇用である終身雇用が一般的
でしたが、今後、各社はジョブ型雇用を導入していくようです。
これまでのような採用形態や雇用形態が変化していきそうです。
むしろ、これまでおこなってきた終身雇用制の維持がむずかし
くなってきた、と考えたほうがよいでしょう。
このような大手企業の雇用制度の変化は、中小企業にとっては
チャンスです。
中小企業ではジョブ型雇用ができる人材はほとんどいないでし
ょう。そこが長所になってきます。仕事とは、小さな企業ほど、
あらゆることをこなしていかなければならいからです。
給与水準は低くとも、仕事のダイナミズムがあるのが中小企業
です。
人間には、いろいろなタイプがいます。先日、なにかの記事の
なかにトヨタの工員をやめて、江戸切子の職人となった人の話
が載っていました。トヨタの給与を捨てて挑戦する人間もいる
のです。
経営者は、自社の仕事に自信と誇りをもって向かっていくべき
です。そのような意思をもつ経営者のもとに人材は集まってき
ます。