創業期から事業が成長していけば、企業のなかには問題が山の
ようにでてきた、とある経営者が話していた。そんなときは、
会社を変えるチャンスだと、その経営者が話していました。
あるとき営業停止処分をくらったときは、社員のみなで問題と
なった点について、会社で勉強会をしたそうだ。さらに、その
ような問題が発生しない仕組みを考えたと、話しておられまし
た。危機をチャンスに変えていました。
競合他社が、自社よりも安い価格で製品を市場へ出してくれば、
やられたもうダメだ、といっているような経営者では先が知れ
ています。むしろ、その事実からどのような仕組みで安値を実
現できるかを分析し、自社の欠点や弱点をいかに克服するかを
考えている経営者でした。
問題や障害の発生は、自社の製品やサービスの弱点を改善でき
る好機です。ビジネスは競争の連続です。よきライバルがいる
から自社の成長があります。
私が知る有能な経営者から、競争が厳しいという言葉を聞いた
ことがありませんでした。
長く企業経営をおこなっていれば、採用した社員の問題、歩留
まり低下の問題、労働紛争の問題、生産移管の問題、行政トラ
ブルなど多くの試練が襲ってきます。
困難の連続を真正面から受け止めて、自ら戦ってきた経営者は
企業経営の足腰を強くし、そして適法に経営することを覚えて
いきました。試練があるたびに経営者を成長させ、そして事業
を大きく拡大していました。
どんな困難にも怯むことがありませんでしたが、同時に問題を
解決する経営者から問題を起こさない経営をできる経営者へ自
らを鍛えていました。
だからこそ、今でも企業は成長拡大しているのでしょう。