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経営指標

どんな指標を活用しても未来がみえていなければ意味がない

現在、企業の注目が集まっている会計指標にRO IC (投下資本
利益率)があります。RO I Cは、(営業利益-みなし税金=税
引後営業利益)÷投下資本(有利子負債+純資産)で表します。
ROEは資本構成 (財務レバレッジ)の影響を大きく受けます
が、他方、RO I Cは、財務レバレッジの影響を受けにくいこと
に長所があります。

ROICは、企業の資本コスト(WACC/加重平均資本コスト率)
を上回れば、株主価値が上がっているされています。
資本コストを意識した経営ですから、中小企業の経営者でも簡
単に理解できるでしょう。

ある企業が営業黒字だったのですが、大規模なリストラを決断
した理由には、RO I Cが WACCを下回ってしまったことがあり
ました。
RO I Cを活用して、早めの対応をしたということでしょう。

どのような指標を活用しても、収益性と効率性の低下があれば、
経営には大きな問題が発生します。とくに収益性を向上させる
ためには、あらゆるポートフォリオの分析をおこない事業の再
構築をおこなうとともに、解決策は、悪化した事業分野から他
の分野へ資源を移動させることや効率性向上のために棚卸資産
回転期間の短縮をすることなどが緊急に必要になってきます。

指標も大事なのですが、指標から課題を発見し、すかさず経営
判断をおこない収益向上のための施策を打てるかどうかになっ
てきます。この場合、しばしばみられる人材の早期退職などの
施策は短期的に指標の数字をよくしますが、長期的には事業の
成長性を奪うことがありますから慎重な対応が必要になります。

業績が回復すれば、退職した社員を戻すなのどの重厚的な施策
を確保しておくことが大事になるのではないでしょうか。
経営者の経営判断の誤りの犠牲になるのが、社員では浮かばれ
ません。
経営能力の結果は、ときに残酷です。優良企業の経営でも経営
者の能力格差は、これから益々明白になってくるでしょう。

大手企業のなかには、経営能力が低い経営者もたくさんいると
思われます。中小企業の経営者は、大企業のこのようなケース
から、経営指標と経営能力について学ぶことができます。
これからの時代、中小企業に大きなチャンスがくる時代だから
です。

学び考えて、独自性ある施策ができる創業経営者が事業を成長
させていくのは間違いない事実でした。

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