経理 記帳代行ならエヌエスアカウトスタッフ

仕事

私の仕事のやり方はスピード重視だ

仕事はスピードだ、と言われているが、その理由はまちまちだ。
私のスピード重視は、荒い仕事処理をおこなって対応している
ことだろう。完璧を目指さない。
理由も簡単だ。
リソースが手元にないことも少なくないからだ。
その場合、手元にあるドキュメントなどから対応していくが、
できは約八割で考えている。
二割は、誤りではないが、リソースの関係でわからないこと
も多い。新規契約したときの会計処理は、とくに急いで試算
表を作成して送付することにしている。

このあと、すぐに経営者から反応がある。
経営者が話す内容を黙って聞いている。
話を静かに聞いていれば、対応している企業の会計処理の全
体像が浮かんでくる。
私は、経営者に恵まれていると思っている。
私が送った試算表を丁寧にみてもらえているからだ。
経営者は、数字上事業をよく理解されていると思っている。

私は自分でわからないところなどは、どんどん飛ばして会計
処理をおこなう。待っていても答えは出せないからだ。
なにも正確な会計処理だけが前提ではない。
わからないところは、理由を記載して仮計上している。

もちろん、領収書や請求書が必要になるが、わからないのだ
から、その内容を証明する主体は経営者になる。
経営者に判断を委ねることが一番だ。
また、すぐに連絡をしてきてくれる経営者ほど、数字を把握
されている。とくに新規契約した企業では、会計処理などよ
くわからないところだらけだ。
手元にある伝票を片っ端から片付けていく。
ラフな試算表が出来あがる。

申し訳ないが、それをそのまま経営者へ送付する。
当然、真摯な経営をされておられる経営者は、すぐに連絡を
もらうことになる。
私の仕事は、そこからが勝負だ。
私が理解できていない会計処理の全体像を把握する。
あるいは伝票や書類の不備を伝えて、すぐに送付してもらう。

仕事は最初から精度を求めてもあがらない。
仕事の精度を上げていくには、やはり時間が必要だ。
その時間を短縮させるのがスピードだ。
会計処理をはやくおこなえば、それだけ経営の事実に近づけ
る。反対に、即座に反応してくれない経営者ほど、会計処理
はむずかしくなる。
期末まで待つこともあるのだろうが、私の場合、月次処理が
前提なので、そのような経営者はいない。
以前は、一年分の書類をまとめて送ってこられる経営者がお
られたが、契約を打ち切らせてもらった。
とてもまともな決算書にならないからだ。

私は、新規契約ほどスタートはラフなやり方でスピード勝負
する。
それから仕事を煮詰めていく。
数字を大事にされているよい経営者ほどスピードを上げて対
応することが重要だ。お互いの仕事(会計処理と実態)の精
度が上がっていくからだ。
大変だが、経営者と話をさせていただくのはおもしろい。
経営者には、一人づつクセ(個性やオリジナリティ)がある
からだ。その癖が、その人の経営を支えていることがよくわ
かるようになってきた。
大手企業の仕事では味わえないところだ。
毎日の仕事が冒険となり、楽しくなる。

*このコメントは、noteと共有しています。

news allread more

share this one