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経営

中小企業では、沈香も焚かず屁もひらずの経営が多い

ある方は、利益とは「他と違うことに対して支払われる対価」
だと書いていました。自由な競争において、他社と同じことを
やっていれば、儲かるわけがありません。単純なことなのです
が、多くの経営者は、同じことをしています。
理由も簡単です。漫然と経営していても社長とあがめられるか
らでしょうか。残念ですが、このような経営者が企業を成長さ
せていくことはないでしょう。
社長という言葉の響きは、とても心地よいものなのでしょう。
その心地よさのなかで経営している人たちが、いかに多いこと
でしょう。

企業活動とは、差異化とブランド化ですから、経営判断は、他
社を模倣するのではなく、 自社の独自性が必須となります。
私がみてきた中小企業に限りませんが、何かを決定する場合、
社内のコンセンサスを求めることが多くありました。しかし、
コンセンサスとは、いわば「沈香も焚かず屁もひらず」です。
特徴がないことばかりしていました。このようなコンセンサ
ス経営は、平凡なものしか生まないということでした。

ソニー子会社時代のように、社員から出されたアイデアを直感
的に判断し、すぐに実行させる経営者は、中小企業やベンチャ
ー企業でも少なかった思います。この点で経営が彷徨している
のがベンチャー企業であり、中小企業でした。
ベンチャー企業や中小企業が、「沈香も焚かず屁もひらず」で
は、そもそも勝ち目がありません。
この意味を理解している経営者だけが、事業を成長させ、拡
大させていきます。

中小企業の場合においても、コンセンサス経営は、時間がかり、
その割に結果がでませんでした。経営には、常に裏付けが求め
られます。日本では大手企業が挑戦し、中小企業が同質的な経
営をしているのではないでしょうか。「儲からない、儲からな
い」という泣き言ばかりが目立ちます。挑戦しない限り、儲か
る経営へ脱皮することはないのです。

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