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経営

独自性とは非線形の挑戦です

企業のなかでも大きな利益率を維持し続けている企業は、非線
形の挑戦をしているものです。国などの産業振興政策は、線形
的な工程表ではないでしょうか。多くの企業が同じ方向を向き
ながら開発などをおこないます。国が絡んだ事業がうまくいか
ないのは、非線形的なチャンレンジになっていないからです。

結局、企業活動は、非線形的な挑戦をしていく企業に多くの利
益をもたらします。ある産業に属している企業のすべてが同じ
目標に向かって努力をすることは非常に効率的な仕組みですが、
たとえば、パソコンの機能はWindowsというOSとインテルな
どのCPUで動作する箱になってしまい、企業別の特徴がなく
なり、その結果、価格競争になっていきました。

Windowsパソコンは、線形競争となり、AppleのMacのよう
な特徴がないものなってしまいました。同じ土俵で競っていけ
ば、同質的な製品となり、差別化ができなくなります。
一般的に共有されている線形的な技術開発は、差異化すること
がむずかしいものです。同じ土俵のなかの限られた差異化のた
めの競争に埋没し、最後は価格競争になってしまいます。
事業とは、他社と一線を画した非線形の製品やサービスの開発
をおこなうことでしか、自社の優位性を確立することはできま
せん。

日本におけるパソコンメーカーは、すでに新たな成長分野へ事
業を転換していきました。線形の同質化したビジネスでは利益
を確保できないからです。
中小企業は、大企業のビジネス転換から多くの学びができます。
線形から非線形へどのようにして転換させていくのが、本当の
ビジネスです。そして利益を出すことができる前提となります。
わかってはいるのですが、やり方がむずかしい、ということで
しょうか。

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